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「42 Tokyo×アダストリア」 そこから生まれる可能性とは。

42 Tokyo
ペタゴジーディレクター,SIディレクター

矢追 良太


株式会社アダストリア
 執行役員 DX戦略部長

櫻井 裕也


DX戦略部 部長

梅田 和義

A-Cross

フランス発のエンジニア養成機関「42 Tokyo(フォーティーツー トーキョー)」とアダストリアが初のコラボレーション!学生やスタッフのみなさまが着用するユニフォームのプロデュース・制作を担当しました。コラボレーションを記念して、今回は42 Tokyoの矢追さんとDX戦略部の櫻井と梅田の計3名でクロストークを開催。それぞれの視点から、「IT×ファッション」について語ります。

はじまっている。すすんでいる。
ファッションのデジタル化。

矢追:本日はよろしくお願いします。42 Tokyoの矢追です。42は、「挑戦したいすべての人に質の高い教育を」を理念にした教育機関。パリやアメリカなど世界各国に校舎がありますが、今までユニフォームというものは存在しなかったので今回コラボレーションできてとても嬉しいです。



櫻井:ありがとうございます!アダストリアのDX戦略部の櫻井です。ブラックカラーのパーカーだと性別・年齢問わず誰でも着やすいですし、いいですよね。



梅田:同じくDX戦略部の梅田です。今回のコラボレーションを機に、「42 Tokyo×アダストリア」でいろんなことができないかと目論んでいます。



矢追:いいですね、ぜひやりたいです!



櫻井:デジタルの進化に伴って、ファッションの楽しみ方は大きく変わってきていると思います。お店やWEBのあり方も、これまでの「服を選ぶ」「服を買う」という場から、いかに新しい体験をお客さまに提供できるかが重要になってきています。お客さまがファッションをもっと楽しんで、新しい体験をしていただくためにも、デジタルの力を活かしてアダストリアができること、やるべきことをもっと模索しなければと思うんです。



梅田:アダストリアには「.st(ドットエスティ)」というWEBストアがありますが、AIやデータを活用するデジタル化の観点だと、これもまだまだ進化の余地があると思うんですよね。これだけ大きなプラットフォームを活用すれば、商品販売という機能に留まらず、いくらでも新しいことができそうだなと。



櫻井:僕は、これからはテクノロジーの力によって「人と人がつながる」という価値がもっと高まっていくのではないかと考えているんです。そういう仕組みも、ここから生みだせそうですよね。



矢追:確かに。ドットエスティが、ファッションが好きな人たちがもっと気軽につながれる場所になるといいですよね。



梅田:アダストリアはブランドをいくつも展開していますし、全国いろんな場所に店舗も存在します。ネットで、店舗で……今まで蓄積してきたすべてのデータを活かせば、いろんなことができると思います。



矢追:アダストリアは、誰もが知っているアパレル企業。そこまで巨大なデータを持っているということは非常に大きな強みですよね。



梅田:年代別、地域別、ブランド別……それらのデータを組み合わせれば、「今日のあなたにピッタリなスタイリングはコチラです!」と、より具体的な商品を提案することも可能になっています。もっと言えば、お客さまにピッタリな店舗はどこか、お客さまと最も相性の良いスタッフは誰かなど、場所や人の提案もできると思うんです。



矢追:ステキですね。個人的にも、ITは今後ユーザーインターフェイスがもっと進化していくと感じています。今は、「TVつけて」「照明消して」と話しかけるだけでそれが可能になる時代。その技術がさらに進んで、「今日の天気は晴れ。気温は高めなので、こんなスタイリングはどうですか?」と、今よりもっと詳しく、さらに人に寄り添った提案をすることも十分可能になると思います。



梅田:おもしろいですね。とは言え、この先どれだけデジタル化が進んでも、やっぱり対面でしか得られない情報は間違いなく存在するはず。リアルとデジタルの2軸をしっかりと活かして、新しいサービスを生みだしていきたいですね。



「楽しむこと」を大前提に。
それが、意欲や成長を高めるコツ。

矢追:私たちは、「せっかく学ぶなら楽しく学んでほしい」「楽しさを体験する場所でありたい」という想いで42 Tokyoを運営しています。だから、教育方針やカリキュラム内容にも、可能な限りゲーム性を取り入れるようにしているんですよ。



櫻井&梅田:ゲーム性とは、具体的にどういう……?



矢追:「ゲーミフィケーション」という、エンターテインメントの一つであるゲームを用いて楽しく学習する取り組みがあるんですが、それをとても大切にしています。例えば、学生が取り組む日々の課題。レベル別にわけて、まるでステージをクリアするような感覚で一歩ずつ技術を習得できる仕組みをつくっています。前のステージで習得した技術を使わないと次のステージがクリアできないだとか、一度失敗してもまたイチからやり直せるなど、楽しくこなしていくうちにいつの間にかレベルアップできる。そんな流れになっているんです。



梅田:ほお〜!おもしろそうだし、意欲的に学べそうですね。



櫻井:私たちは、社内外さまざまな分野でアダストリアのデジタル化を進めています。その中で、常に考えているのがIT人材の育成。現状、必要な資格を取得すればインセンティブが発生するような仕組みはつくっています。でも、じゃあどうやって資格を取るために勉強するのかと言うと、本を読む……というアナログな手法しかなかったりするんですよね。



梅田:勉強する本人がその行為を楽しめていないと、継続的、能動的に学ぶのは厳しいだろうとは思うんです。でも、楽しみを生みだすのがなかなか難しくもあって。ゲーム性というのは、非常に興味が沸きましたね。



矢追:確かに、どれだけいいインセンティブを設定しても、受け取る個人がポジティブに捉えていなければ意味がないですもんね。もちろん、42 Tokyoを受講する方の中にはゲームが苦手という方もいるでしょうし、全員に楽しんでもらうにはどうすればいいかというのは、私たちにとっても課題ですね。



梅田:いやでも、お話を聞いているととても興味深いです。42 Tokyoで実施しているカリキュラムを、企業のIT人材育成プログラムとして活用できないかと思ったぐらいですよ。



矢追:もちろん、できると思います。



梅田:そうなったとき、やっぱり今話したような「楽しく学べる」がキーポイントになってきそうですよね。



櫻井:お話を聞いていて、「楽しむこと」の必要性を改めて感じました。特にこれからは、新しい世代の人たちが楽しめる体制を社内でしっかりと築いていきたいと思います。



「Play」でつながる42 Tokyoとアダストリア。
楽しむことで、未来をひらく!

矢追:アダストリアは「Play fashion!」という言葉をミッションに掲げていますよね。僕、あの言葉がすごく好きで。一人ひとりのファッションスタイルを通して、自分を表現したり、新しいものをつくったりする……そういった「Play」にあてはまる考え方は、42 Tokyoの教育にも近しいなと感じます。



櫻井:嬉しいですね!「Play fashion!」は誰もが根底に持っている価値観。ファッションとは洋服だけではなく、モノ、ライフスタイル、フード……どんなものにもあてはまるものだと私たちは捉えています。だからこそ、テクノロジーの力を使って、もっといろんなワクワクを起こしたいと考えているんです。



梅田:今後、私たちがデジタル化化を推進していく上で、若い人たちの価値観や意見は欠かせないものになってくると思います。「アダストリア×42 Tokyo」のインターンなどを開催するとかも面白そうですよね。



矢追:インターン、いいですね!42 Tokyoの学生にとって、アダストリアが持つデータはとても魅力的だと思います。個人では絶対に手に入らない、アパレル企業ならではのリアルデータを活かして、どんな独創的なアイデアを生みだすのか。僕もとても興味がありますね。



櫻井:インターンに留まらず、「42 Tokyo×アダストリア」で一緒にプロジェクトを生みだすとかもおもしろそうですよね。会社はもちろん、業界全体をもっとよくするためのアイデアが出てくれば、実際のサービスとして活用するだけでなく、アパレル業界全体に影響を与えられるでしょうし……。



矢追:42 Tokyoは、18歳以上の方なら誰もが挑戦できる場所。10代の方から社会人の方まで、幅広い方が在籍しているんです。ユニークな方が多く、持っているキャリアもさまざま。だからこそ、いろんなアイデアを生みだす可能性があると思います。アダストリアのような社風の企業の方と一緒に何かできれば、すごくいい相乗効果が生み出せそうです!



櫻井:いいじゃないですか。私たちが課題に感じていることを、ぜひ新しい感性の方々に見つめ直してほしいですね。



矢追:その取り組みの中にゲーミィケーションの要素を盛り込めば、学生側も企業側も、どちらも楽しみながら新しいものを生みだせそうですよね。



梅田:おお、ぜひやりましょう!



櫻井:今の話を聞いていて、すぐにでも実現できそうだなと思いました。これからが楽しみですね!



42 Tokyo(フォーティーツートーキョー)について

  • 「42 Tokyo」は、フランスに本校がある民間発のエンジニア養成機関です。年齢、学歴、性別に関係なく、学費無料で誰でも平等に教育を受けられる機会を提供します。(応募資格は18歳以上、事前の入学テストあり)また入学後、学生は自分の意思で自由に進路を選ぶことが可能です。
    授業は教師から学生への一方通行ではなく、学生同士が学びあう「ピアラーニング」を採用。2019年11月7日(木)より応募開始し、2020年6月に開校。
    公式URL:https://42tokyo.jp/