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「何を着るかよりも、 どう着るか」 シトウレイと語る、 ファッショントーク。

A-Cross

アダストリアでは、最新トレンド情報習得のため、従業員向けにさまざまなトレンドセミナーを実施しています。その中でも特に人気なのが、日本を代表するストリートスタイルフォトグラファー/ジャーナリストであるシトウレイさんを講師に迎えたセミナーです。

そんなシトウレイさん初のスタイルブック「STYLE ON THE STREET from TOKYO and beyond」の発売を記念して、2020年10月20日にアダストリア本部にてインスタライブを実施しました。R&D室に所属する金原とシトウレイさんによる、軽快なファッショントークの様子をお届けします!





「Paly fashion!」な気持ちがリンクするライブトーク!

金原:みなさんこんばんは!進行役を務めさせていただきます、アダストリア R&D室に所属する金原です。今日はレイちゃん初のスタイルブック「STYLE ON THE STREET from TOKYO and beyond」の発売を記念したイベントで〜す!



シトウ:でで〜ん!



金原:やっと発売だね!



シトウ:そう、やっと発売!



金原&シトウ:イエーイ!

金原:レイちゃんにはアダストリアのトレンドセミナーでいつもお世話になっていて。彼女は、ファッションの魅力やおもしろさを伝えることを信条にしているのが普段の会話からもとてもよく伝わってくるんですよね。その姿勢が、アダストリアのミッションである「Play fashion!」とリンクしているなと感じていて、レイちゃんのことを応援したい!っていつも思っているんだよ。

シトウ:ホント!?ありがとう!



金原:そんなわけで今日は、レイちゃんからファッションの話をたくさん聞いていきたいと思います!まずは、スタイルブックを出すことになったきっかけから聞いてもいい?



シトウ:私、2018年に独立して10年を迎えたんだけど、その頃から写真集や写真展みたいな、何かカタチになることがやりたいとは考えていたのね。いろんな人に「写真集つくりたい!」「写真展やりたい!」って言って回っていたの。



金原:この本を出版しているリッゾーリ(Rizzoli)社といえば、ファッション関連の仕事をしている人の本棚に必ず一冊はあるんじゃない?って思えるほど由緒ある出版社さん!さすがレイちゃん。どういう経緯でつながっていったの?



シトウ:2020年という東京オリンピックイヤーに合わせて、日本のストリートファッションをテーマにした書籍を出すという企画が上がったらしくて。それで、共通の知り合いが「そういえば写真集出したいって言ってたな」って私のことを思い出して紹介してくれたんですよ。もうね、やりたいことって人に話していたら叶うんだって思った!



金原:たしかに!やりたいことって、頭の中で想像するだけじゃなくて、声に出して誰かに伝えることが大事。それで変わることって必ずあるよね。



シトウ:そうそう!みんな、どんどん言ったほうがいいと思う!

「どう着るか」を捉えた、総勢410枚のストリートスナップ。

金原:もうさ、本のデザインもめちゃくちゃかわいいんだよね。表紙のカラーを見ただけで気分が上がる!あと、この帯をめくったところにあるオマケ!最高!



シトウ:気づいてくれた!?うれしい〜!購入してくれた人はぜひ見てみてくださ〜い。



金原:内容は、東京のスナップ・インタビュー・Styling Tipsの3カテゴリにわかれているんだよね。これはそれぞれどんな感じになっているの?



シトウ:東京のスナップでは国内で撮った写真を、Styling Tipsでは、海外で撮った写真をベースに「何を着るかではなく、どう着るか」のノウハウについても掲載していますね。インタビューでは、フォトグラファーのスコット・シューマン(Scott Schuman)やデザイナーの阿部千登勢さん、ファッションディレクターの小木“Poggy”基史さんの3人にお話を聞きました!



金原:写真はもちろんだけど、読み物としても、ファッションを楽しむための重要な言葉がたくさんつまっているよね。でもこれ、写真をセレクトするの大変じゃなかった?



シトウ:大変だった!主に2008年〜2019年に撮ったものから厳選した410枚の写真が載っているんだけど、「これも載せたい!」「あれも載せたい!」ってなって、一人じゃぜんぜん選べなかったんだよね。どの写真も私の好きな人を撮っているわけだし!それで、私の次に私の写真を理解してくれている元GINZAの編集長中島敏子さんという方にも一緒に選んでもらったんです。



金原:10年以上の撮影記録……きっと、何万人という被写体がいるわけでしょう。それを410枚に選び抜いたということは、内容もかなり濃いわけですよ。今日はさらにその中から、ここで紹介してもらう写真を選んでもらいました!



シトウ:そう!身を切るような想いで厳選してきました〜!まずはコレ!

シトウ:彼女は会う度に撮らせてもらっていますね。1つひとつのアイテムはシンプルなんだけど、組み合わせ次第でこんなにも美しくなるのか!と。ベーシックを着こなすことにとても優れた人ですね。



金原:何を着るかじゃなくて、どう着るか。それはもう、ファッションの醍醐味だよね。この髪型もすてき!

シトウ:ね!かわいいよね。次はコレ!パリで撮った男性です。何がいいって、こんなに紳士な雰囲気をまとっているのに、キャップ見て!もう、彼のアイデンティティがキャップから伝わってくるのね。それから、襟元のチェック×水玉の組み合わせもかっこいい。あと、ボトムの土管っぽさ!これが細いシルエットだったら印象がまったく変わってくると思うんですよ。シルエット感、色遣い……すべて計算されていてすっごく素敵。

シトウ:この原宿キッズの写真もお気に入り!背景の色合いとも相まって、完成度の高い1枚になったと思います。



金原:背景とのバランスはもちろん、ちゃんとストーリーもつまっていて……まさに、レイちゃんの真骨頂って感じがする!



シトウ:この写真は、若くてエネルギーに溢れた雰囲気が、背景の色合いや看板の文字ともリンクできていますよね。でも、この背景が撮れたのは、偶然ですよ。本当に、たまたま!



金原:レイちゃんは、その貴重な一瞬をちゃんと捉えられる人だよね。



シトウ:ありがとう!でも、いつもそうってわけじゃない。パリコレとかに行っても、最初は全然撮れなかったりするんだよ。ただ、1枚「撮れた!」って言えるものに出会えれば、あとはもう神が降りたみたいにどんどん撮っていけるの。写真の神サマっているんだな〜と思いますね。

金原:あと、僕が大好きな1枚があって……コレ!最高です。



シトウ:これはパリで撮ったやつですね。背景やポーズのバランス、光の加減……いろんな偶然が重なって撮れた1枚。これはね〜、パリでしか撮れない写真だなって思う!

シャッターを切りたくなるのは決まって、「オシャレな人」。

金原:やっぱり、国によってストリートファッションって違うもの?



シトウ:違うね。その国にはその国の良さがある。中でもパリは、世界中からいろんな人が集まってきて、いろんなスタイルが見られるから、そういう意味ではすごく楽しいなって思う。



金原:じゃあ、レイちゃんはどういうときに「この人を撮りたい!」って感じるの?



シトウ:大前提として、自分自身を楽しんでいるかどうか。「今日の私、最高にかわいい!」「この服、超いいでしょ!」って心から思っている人は顔も明るくなるし、態度にも出てくるんですよ。そうするとファッションもより素敵に見えてくるから、その相乗効果に惹かれてつい目がいっちゃう。「この人を撮りたい!」ってなるかな。

金原:まさに「Play fashion!」だね!ファッションを楽しむことって、服を着る意味そのものでもあると思うし。



シトウ:「オシャレな人」と「オシャレしている人」は違うんですよ。オシャレな人は、オシャレそのものを楽しんでいる人。オシャレしている人は、オシャレな服を着ているだけ。「自分に合っているかな?大丈夫かな?」「これで変じゃないかな?イケてるかな?」って、自信がなかったり、疑問を持ったりしながら服を着ているんですよね。大事なのは、何を着るかよりも、どう着るか。要は、「Play fashion!」しているかどうかだと思う。

金原:そう!「Play fashion!」大事!

シトウ:最近は海外よりも、東京をメインに写真を撮っているけど、キッズたちがかわいくて仕方ない!みんな、すっごい激しいの!何よりもまず、ファッションへのパッションが溢れていて。そのエネルギーの強さから、思わずシャッターを切りたくなることが多いかな。

金原:「STYLE ON THE STREET from TOKYO and beyond」には、レイちゃんが今までにパッションを感じた人たちの写真がたくさん掲載されているというわけだね。ほんと、ファッションに近いお仕事をしている人はもちろんだけど、そうじゃない人にも、すべての人に見てもらいたい一冊だなと思います。



シトウ:ありがとう〜!



金原:一家に一冊!そのぐらい当たり前にあっていいと思う!ただ置いているだけでもオシャレだし、パラパラとページをめくるだけでもすごく刺激的。この本に出会えて、本当によかった!



他にも、お互いのファッションチェックをしあったり、ライブを見てくれたユーザーからの質問に答えたりしながら、インスタライブは終了!本当にたくさんの方々に見てもらえることができました。シトウレイさんのインタビュー記事も公開しています。そちらもぜひご覧ください!


シトウレイさんのインタビュー記事詳細はこちら